家は誰にとっても、大切なものであることはいうまでもありません。
しかし多くの人にとって、自分の家を買ったり、家づくりをすることは、一生で何度も経験することではないでしょう。

家づくりは、どのような流れで行われるのでしょうか。
今回は家づくりについて、知っておきたいことについてお話したいと思います。

一生で何度も経験することではないから、知らないことが多くあります。
しかし、大切なものだからこそ、こだわりたいことや家族への想いを表したいものです。

また何より家族が集い、安らげる場所である必要があります。
大切な家づくりには何が必要なのでしょうか。

違いがある

家づくりを行うときに、まず大きく分かれることが、大手のハウスメーカーを選ぶか、身近な工務店を選ぶかです。
もちろん、それぞれに良いところがあり、不便を感じたり、デメリットを感じることがあります。

今回は、工務店を選んで進める家づくりについて紹介したいと思います。
工務店だからできることや、押さえておきたいポイントについて説明しましょう。

具体的には？

ここからは家づくりは具体的にどのように行われるかを説明しましょう。
家づくりには、まず、どのような家が良いかというイメージが必要になります。

イメージがついたら
* 予算を決める
* 希望を相談する
* 施工が始まる
という流れをたどり、引き渡しの日を迎えます。

それぞれ、どのように進められるのか、詳しくお話したいと思います。

家のイメージを作る

まず、家づくりを始めるときには、どのような家が良いかをイメージしましょう。
自分だけではなく、家族が求めるものや、それぞれのライフスタイルを考慮する必要があります。

これから何十年と暮らすには、どの土地が良いかを考えましょう。
単なる立地条件だけではなく、その土地そのものが家づくりに適しているかなどを検討する必要があります。

また、完成をいつにするのか、具体的に検討しておく必要があるでしょう。
完成予定に合わせて手続きを進めたり、工期を考える必要もあります。

家を建てる土地を探すことができたら、同時にどこに家づくりを依頼するかを検討します。
家づくりには、打ち合わせが必要になるため、あまり遠くにある工務店は避けましょう。

また経験や実績がない工務店も避けると良いでしょう。

予算を決める

家づくりのイメージがついたら、支払いに無理のない予算を決めましょう。
予算の範囲内でイメージの家を作れるのかなどを検討する必要があります。

工務店に見積もりを依頼し、どの部分にどれだけの費用がかかるのかを説明してもらいましょう。
余分な費用がかかっていないか、必要ない工事まで依頼してしまっていないかなどを確認する必要があります。

さらに、提示された金額が妥当であるかも検討する必要があります。
また、ローンを組むなどが必要な場合には、手続きを進めるための準備を始めなければなりません。

希望を相談する

予算と依頼する工務店が決まったら、実際の家づくりの打ち合わせが始まります。
家づくりに希望する内容を相談しながら、可能なことと不可能なことを聞きましょう。

その中で、どうしても譲れない部分や妥協できる部分など、どのような方法があるのかを相談すると良いでしょう。

また自分たちの希望以外に、家にとって取り入れたほうが良いことなどの提案を工務店から受けると、より暮らしやすい家を作ることができます。

多く経験することではないため、家づくりには知らないことが多くあります。
専門家の知識を借りて、より希望に沿った家づくりを目指しましょう。

施工が始まる

いよいよ施工が始まったら、引き渡しまで工務店や職人さんに任せきりにしてしまうのではなく、実際に何度か現場に足を運ぶようにしましょう。

家づくりに参加することで、家そのものに愛着が湧くだけではなく、実際に作業をしている人とコミュニケーションを取ることで、イメージと実際の差が生まれにくくなります。

さらに、家が出来上がるまでの工程を知っていることで、実際の暮らしのイメージがつきやすいというメリットもあります。

引き渡し

家づくりの作業が完了したら、引き渡しが行われます。
引き渡しは、工務店と依頼者が立ち会って行われ、依頼した内容が整っているか、家に不具合がないかなどを確認しましょう。

家づくりには、希望したすべてを取り入れることはなかなか難しいかもしれません。
しかし、工務店との打ち合わせを重ねたり、希望に合った提案を受けることで、理想に近い家づくりをすることができます。

ポイント

ここまで家づくりの大きな流れを紹介しました。
工務店に家づくりを依頼するときのポイントは、希望するものや必要なものをどのように取り入れられるか、相談することです。

大手ハウスメーカーに依頼する場合には、すでにプラン化されていて柔軟にいた対応してもらうことが難しい場合があります。
しかし、工務店の場合には、それぞれに合わせた家づくりをすることができます。

家は、ライフスタイルの変化に合わせて、必要なものが変わります。
このため、変化できる家にすることもポイントの一つです。

相談できる工務店を選ぼう

工務店を選ぶときには、あまり遠すぎない場所にあることをポイントにしましょう。
遠い工務店の場合は、なかなか気軽に相談ができなくなります。

家づくりの途中だけではなく、家づくりを始める時や住み始めてからも、暮らすなかで生じる家の困りごとを相談できる工務店を選びましょう。

希望に沿うものを提案してくれるだけではなく、どのようなものが必要であるかを相談できる工務店であることも、工務店を選ぶときの大切なポイントです。

また、相談するときに親身になってくれる工務店を選びましょう。

まとめ

ここまで、工務店に依頼した家づくりの流れについて、詳しく紹介しました。
工務店では、それぞれに合った家づくりをできることが特徴です。

必要なものを取り入れ、それぞれのライフスタイルに合わせた相談ができることが、大手ハウスメーカーで行う家づくりとの大きな違いでしょう。

多くの人にとって家は、人生で何度も買ったり、作るものではありません。
だからこそ、こだわりたいという人も多いのではないでしょうか。

自分の希望や必要なものをきちんと相談できる工務店で家づくりをすることで、イメージに近い家を作ることができます。