さまざまな種類があるのが外壁の素材です。

モルタル塗り壁、窯業系サイディング、金属サイディング、ALC、タイル外壁など、多岐にわたるものの中でもタイル外壁は、メンテナンスがほとんど必要ないと言われています。

耐久性が高いという理由も重なり、人気の外壁材になっています。

さまざまな種類がある外壁材です。
中でも人気の高いタイル外壁について、今回は詳しく紹介したいと思います。

タイル外壁を使用することの良いところがわかることでしょう。

メリットは？

住宅の外壁に希望する人が多いと言われているタイル外壁。
しかし使用するときには、メリットとデメリットがあります。

自宅の立地条件などを考慮しながら、メリットとデメリットをよく知って、選ぶようにしましょう。

良い印象を持たれる住宅

タイル外壁には、粘土や無機質が原料として使われています。
高い温度で焼いて固めた板状だと考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。

タイル外壁は、外壁だけではなく、内壁や浴室などでも、保護などの目的で使われることがあります。
タイル外壁には高級感などを感じる人が多いです。これも、タイル外壁の魅力の一つでしょう。

このため、デザイン性に優れた印象を持つ住宅に仕上げることができます。

外壁が与える住宅の印象は大きく、大切なポイントになります。
高級感やデザイン性を感じることできるため、デザインを気に入り選ぶ人も多いです。

耐久性

雨風などに強いことも、タイル外壁が人気を集める理由です。
外壁材は、住宅の景観の美しさを印象付けるだけの役割を果たしているわけではありません。

紫外線や雨風など、外からの影響から住宅を守るという役割を果たしています。
この点において、無機質素材でできているタイル外壁は、耐久性が高いと言われています。

サイディング外壁やコンクリート外壁などと比較しても、耐久性が高いでしょう。
またタイル外壁は傷つくことがあまりありません。

傷ついて色褪せしにくいことから、良い状態のままの外壁を保ちやすいです。
このこともタイル外壁を選ぶメリットででしょう。

さらに、吸水率が低いこともタイル壁材の特徴の一つです。
この特徴があることから、雨などから建物を守れます。

ほかにも、耐震性に優れている場合が多く、適正に施工がされ接着されていれば、地震で剥がれる心配が少なく済みます。\

劣化しにくい

劣化が起きにくい特徴があるのも、タイル外壁材でもあります。
劣化が起きにくいため、定期的な塗装などのメンテナンスを必要としないこともメリットです。

耐久性が高いだけでなく、汚れなどにも強いため、劣化が起きにくいと言われています。
このため、基本的に予想されている範囲では、塗装のメンテナンスはほとんど必要ないと言われています。

メンテナンスをほとんど必要としないことから、手間のかからない外壁材として親しまれています。
しかし塗装以外のメンテナンスは必要です。

ただし、ほかの外壁材に比べると定期的に塗装メンテナンスを必要としません。
住宅を維持するためのメンテナンスに掛かる費用を抑えられます。

水洗いが可能

タイル外壁は手入れが手軽であることも、大きなメリットの一つです。

高圧洗浄機などを使用して、表面の汚れを落とす水洗いで十分であることから、大きな手間や費用をかけることなく、簡単に手入れをすることができます。

特別な薬剤や方法を使う必要がなく、誰でも行うことができます。
簡単に手洗いすることで、美観を保つことができるほか、もしも劣化が生じていても、手洗いすることで早く気づくことができます。

タイル外壁は、頻繁に手入れをする必要ないことが、経済的な観点からもメリットです。
住宅を長持ちさせるためには、年1回程度の手入れを行う程度で十分だと言われています。

外壁全体を洗うことが自分では難しい場合には、専門の業者に依頼することで、よりきれいに仕上げてもらうことができます。

トータル費用を抑えられる

タイル外壁はメンテナンスに大きな費用がかかりません。
きれいに洗うことや付帯部、目地の塗装や補修が主なメンテナンスとして考えられています。

大きな塗り替えなどを定期的に行う必要がないことから、メンテナンス費用を抑えることができる外壁材であることがメリットの一つです。

このため、住宅を将来的に考えたときのトータルコストのコストパフォーマンスが良い外壁材として選ぶ人が多く人気の高い外壁材です。

タイル外壁に比べると、サイディング外壁などの外壁材は、10年に1度程度の定期的な外壁全体の塗装メンテナンスを必要とする場合が多いです。

外壁全体の塗装には、大きな額の費用が掛かることが多いでしょう。

ただ最初の費用が高額

良いことばかりが目立つタイル外壁ですが、デメリットには何があるのでしょうか。
タイル外壁には、あまりデメリットはありません。

ただタイル外壁の大きなデメリットは、初期費用が高額になることでしょう。

タイル外壁は、耐久性に優れているだけではなく、見た目が良いことから、おしゃれな住宅にしたい人が選ぶことが多い外壁材です。

特に、注文住宅では、自分の好みの家に近づけるために、タイル外壁は人気が高くなっています。
しかしタイル外壁を一般的な外壁と比べてみると、2倍程度の初期費用が掛かる場合が多いです。

住環境によって異なる場合があったとしても、初期費用が高額であることは否めません。
このため、初期費用が高額になってしまい、タイル外壁を選ばない人もいます。

まとめ

ここまで、タイル外壁について詳しく紹介しました。
タイル外壁は、耐久性が高いだけではありません。

見た目から高級感や重層感を得られ、おしゃれな住宅である印象を持たれやすいことから、希望する人が多く人気の高い外壁材です。

素人でも水洗いが可能で、定期的な塗り替えなどの必要がないことから、メンテナンスに掛かるトータル費用を考えると、コストパフォーマンスが良いこともメリットであり、人気の理由の一つです。

しかし、初期費用が一般的なサイディング壁材と比べると、2倍程度になることがデメリットです。
ただ、自分が希望する住宅に近づけるために、タイル外壁を選ぶ人が多いです。

どのような選択肢があるのか、一度、専門の業者に相談してみると良いでしょう。